均等待遇アクション21京都

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2006-10-03

突然始まった倒産争議 ドラスチック、且つ希望もある京ガス闘争

突然始まった倒産争議 ドラスチック、且つ希望もある京ガス闘争 
1.無能3兄弟(京ガス社長以下3名の役員のあだ名)の産みの親ダイダン、その役員の厚顔無恥に、また増えてしまったビックリマーク!!!!!!!! 

< 経過 >
 06年8月28日、京ガス社長から突然出された「事業廃止・会社解散」の通告に対して、3組合は連日協議を尽くし、多数の支援団体・組織に応援を依頼して京ガスと団交した。結果、直接的な責任者である親会社ダイダンとの団交に切り替え、9月15日付けで3組合から団交申入書を提出した。

 19日の団交申入れ行動には、当該組合員10名と支援11名の計21名で参加。当日はロビーに5人の警備員が張り付き、総務部長辻井と警察上がりの顧問や多数の見張り番が陣取っていた。辻井が「話し合いに入れるのは6人のみ」と主張し続け、時間切れで交渉は見送られた。  
 翌日ダイダンから回答があり、22日に団交決定。21日夜、3組合で職場集会を開き、組合員の団結を確認して熱い意見交換。組合活動の本筋を取り戻し、今後の倒産争議をよりスムーズに展開するために、大多数が洛南ユニオンに二重加盟することを決定し、40名が加盟した。
 
 親会社ダイダン(空調工事大手)との団体交渉 
 9月22日(金)午後4:30~6:00
 争議に手馴れた洛南ユニオン、きょうとユニオンのメンバーと共に3組合の当事者全員(計8名)が団交の席に付いた。ダイダン側は、事業本部長の多島をはじめ3名が出席。冒頭、組合からの「親会社ダイダンに雇用責任があり、団体交渉として行うべきだ」という要求に、多島は「要望を聞くだけ」と答え、この件は最後まで争点になった。
以下、双方のやりとりの簡単な報告。



組合: 申し入れ事項について回答しろ。
多島: (団交という)申入れ自体がダイダンとはスタンスが違う。ダイダンは100%株主で、京ガスに資金を貸し付けているだけ。役員は株主として承認しているだけ。
組合: 京ガスの閉鎖を誰が決定したのか。
多島: 京ガスの役員。
組合: 京ガスは資金の貸付ができなければ潰れることは分かっているだろう。
多島: ダイダンの意向ではない。資金がなければ潰れると藤井が言うのなら、そうかもしれない。ダイダンは出資者であり、貸付をしているだけ。返済の目途が立たない資金は貸せない。時々の状況を見ながら融資してきた。資金の供給源はダイダンだけではないと思う。
組合: 社長は経営方針がない。ビジョンも何もない経営者を送り込んできたダイダンの責任。藤井は労組と協議する前に大阪ガスに「潰れる」と言いに行って、益々状況は悪くなっている。従業員はとにかく京ガスを残して欲しいと思っている。全員が存続を求めて働いている。でも、社長が暴言を吐いているからひどい状況になった。社長は、「僕らはただのサラリーマンやし、ダイダンと交渉してくれ」と言っている。何とか資金を出して欲しい。ダイダンが作った京ガスの経営者の責任でこうなった。労働者の生活をどうしてくれるんや!
多島: ダイダンに対して雇用をどうすると言われても、雇用関係はない。法人格が違うのに、雇用責任があると言われても理解できない。融資を続けることは「実現性がない」という理由で無理と判断した。経営手腕がないとは思わない。役員としてふさわしいと思う。事業環境が原因で赤字になった。時代の変化。
組合: 労使関係としてどう考えるのか?
多島: すれ違う。団交かどうかも含めて。
組合: すれ違うことは絶対ない。労働者は生活がかかっている。金の問題だけではなく、総合的な労使関係を言っている。労働者は企業の存続を望んでいる。京ガスは、他の工事会社に比べても何もかもが立ち遅れている。経営手腕がある経営者に変えて欲しい。誰一人休まず、辞める人も出ず、みんな頑張って仕事を続けている。これまでのリストラや賃下げにも協力して働き続けてきた労働者の声を聞け!具体的にどうするのか、どういう方法でこの問題を解決していこうというのか。
多島: ダイダンとしてではなく、京ガスの経営陣がどうするかだ。
組合: とりあえず今後どうするのか具体的なことを言え!ダイダンに全面的に責任がある。事業環境が云々かんぬんとは言わせない。他の工事会社は利益を上げている。ダイダンが送り込んできた役員はみんな仕事ができない。その結果が今の状況。
多島: 認識の違い。
組合: 貸付金には担保があるやろ?京ガスの土地は誰のものや?
多島: ・・・・・・・・。そんなこと聞かれると思っていなかった。
組合: 事業廃止を具体的にどんな形でやろうというのか。再考の余地はないのか?
多島: 再考の余地はない。個人の意見ではなく、機関決定。ダイダンは話し合いの当事者ではない。京ガスと交渉して欲しい。
組合: 来週中に再度ダイダンとの団交の期日を入れる。
多島: 文書で回答する。



 ダイダンはあくまで労使関係を認めようとせず、通り一遍の回答を繰り返し、京ガスの経営陣に責任を転嫁した。しかし、組合側が少々ではあきらめそうもないということだけは理解したようだ。業務本部長の多島は終始慇懃無礼な態度だったが、ダイダンは、「労働者の声を聞け!労働者の生活をどうしてくれるのだ!」という組合の主張を無視し続けることはできないはずだ。

(27日)朝一番:京ガス社長藤井は、再度念押しの「事業廃止」を通告する文書を各組合代表に渡した。ダイダンが責任を逃れるために京ガス役員に指示し、お抱えの種村弁護士が書いたものだ。
内容は、再就職支援や退職金の支払いなどであるが、速やかに退職する者には「すずめの涙にも満たない特別割増退職金」を出すが、同意がなければ何もないぞ!との恫喝も忘れていない。すべては会社(ダイダンはもちろん)の責任で事ここに至ったにも関わらず、反省の色もなく大きな顔して出せる文書ではなかろう。夜遅くまで執行委員会を行い、事業継続を要求し続けることを確認。

(28日):ダイダンから「事業継続のための追加貸付はできない」とのFAXが届いた。どこまでも労働者をなめた態度に、組合執行部は怒りを隠せない。午後6時から全体集会を開き、会社とダイダンの文書を報告して、今後も断固として闘う姿勢を組合員全員で確認した。当日は韓国の釜山から民主労組と民主労働党の代表6人が京ガス労組の集会に激励のため参加し、熱い連帯のアピールを頂いた。

2.地域合同労組と企業内組合との共闘「ええっ!そんなこと本当にできるんや!!!

 京ガスには3つの労働組合がある。私が所属するおんな労組以外は典型的な企業内組合だ。京ガス事件は、私が提起した男女賃金差別事件が発端である。入社以来長期にわたる孤立無援の闘いを乗り越え、1994年からおんな労組としての団交・地労委闘争を積み、その後8年間の裁判闘争で勝利した。

 私は19年前に結成したおんな労組と職組の二重加盟で活動し、職組の委員長時代には様々な労働条件改善に力を尽くした経験もあるが、1994年、「男女賃金差別是正を闘争方針に!」と強く主張したため、(女性を含む)職組は「団結と統制を乱した」という理由で私を追放した。もうひとつの労組は男だけで構成されているマッチョな組合である。どちらとも運動のスタンスを異にする私は、ずっと昔に職場の関係を捨てて、専ら外で活動していた。個人的に心を寄せてくれる人は確かにいたが、組合として共闘できるとは想像もできなかった。ましてや他の地域合同労組と職場の企業内組合が。

 しかし、降って沸いた「事業閉鎖」の通達は、一気に3組合を近づけた。連日連夜の対策会議で議論を交わし、会議をはじめ、団交や大事な職場集会に常に登場してくれる多数の地域労組の支援メンバーとも意見交換する中で、問題を共有化してきた。職場の状況がめくるめく動いていくどさくさに紛れて、京ガスの会議室はいつの間にか、京ガス社員だけではなく地域の活動家が出入り自由の場所になった。

 おんな労組の立ち入りを12年間も禁じた京ガスは、会社も組合も倒産争議で大きく変化した。

 労組の執行委員はたくさんの苦悩と不安、また組合員の生活を掛けた闘いという重責に揺らぎ、眠れない日々を過ごしてきた。彼らを支えたのは、心ある職場の仲間たちはもちろん、長い年月の孤独な闘いを乗り切って職場に頑として存在する私や、地域合同労組のメンバーが持つ豊富な運動の経験と確信であり、不当な人権侵害とは断固として闘うという信念と、理論に裏付けられた行動力である。

 2組合の組合員には様々な意見や会社からの直接的な妨害もあるが、今は大多数がユニオンに加盟した事実があり、今後共に行動すれば運動の本筋を理解できる時も必ず来るだろうと期待したい。

 京ガスの労働者が忘れてならないのは、企業閉鎖に至る経過について、労働者に何らの責任もないということ。労働者の労働権、生活権は基本的人権であり、雇用契約を結んでいる使用者には、それを侵害する権利は全くないということだ。そして、京ガス事件は単に京ガスだけの問題ではなく、経済のグローバリゼーションの中で、世界中で日常茶飯事に行われている労使の攻防戦であることから、京ガスの倒産争議を大きく客観的に見ながら闘いを進めていければ、人権の何たるかを知る良い機会だと思う。

 勝敗は別にしても、労働現場での苦しい闘いの実績は必ず糧になり、人生を豊かにするものだ。

 28日の集会に急遽参加してくれた韓国の代表団からの「労働者が持つものは身体だけ。闘う武器は唯一団結であり、団結の力を武器にして闘おう。世界各国の資本家の常套手段によって労働者が分裂させられている。今こそ世界中の労働者が声をひとつにして連帯することが重要課題である。闘争することで労働権を確立しよう。韓国の同業者にも呼びかけて支援していきたい」という熱く心を打つアピールは、京ガスの労働者にとってとても刺激的だったと思う。「京ガスの事業廃止を阻止し、事業継続を勝ち取るまで労働者の団結の力で頑張ろう!」の声がこだました。私自身の25年間の苦闘が今ようやく実を結び、大きく繋がれたことを実感できる慌しい一ヶ月だった。

 今後の予定は、10月2日 京ガス団交。 10月6日 親会社ダイダンとの団交予定。
 その後、様々に本格的な親会社への抗議行動が予定されています。今ようやくスタート地点です。

 今後ともご支援よろしくお願いします。
       事件当該:屋嘉比ふみ子
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